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大石哲之のnomad研究所より”意識が高い学生(笑)の特徴を何度か考察してきたが、ついに決定版とも言うべき考察に至ったので、ここに書いておこうとおもう。”
 意識が高い学生(笑)の特徴を何度か考察してきたが、

ついに決定版とも言うべき考察に至ったので、ここに書いておこうとおもう。

なぜ、意識の高い学生が生まれ、苦笑を誘う事態がおきてしまうのか。

すこし考察したい。

いつからか日本の就職活動は、自分のやりたいことを探す旅になってしまった。

自分が何をやりたいのか、それを見つけなさいといわれる。

しかし、学生の少ない社会経験の中からは、自分の職業人生で真にやりたいものなんて判別できるわけがない。

小学生に将来のなりたい職業を聞くと、プロ野球選手やパン屋さんが出てくるのと一緒だ。身の回りの世界が小さくて認知が狭ければ、そういう発想にしかならないようなものだ。

本来的には、自分がすこしでも興味がある分野に就職するなりして、経験をつみ、そのなかで、はじめて、自分がやりたいことを見つけていくのだと思うのだが、どうも就職活動の教えでは、それを学生時代に終えなさい、学生時代に究極のやりたいことをみつけろという教えになっている。

そうすると、学生はもんもんとする。

自分がやりたいことってなんだっけ

やりたいことがみつからない自分はダメ人間なんじゃないか

まわりの頑張っている学生は、やりたいことをみつけたひとで、なにかに取り組んでいるひとだ

自分もなにかしなくては

そして、意識が高く(笑)なっていくのだが、

ここで最大の勘違いをするのである。

やりたいこと(内容)ではなく、なりたい自分の憧れ(状態)を描いて、それがやりたいことだと自己刷り込みをするのだ

つまり、本来的にやりたいということは、

・エベレストに登りたい

・トライアスロンを完走したい

・知的財産権分野で一流の人になりたい

・これからの働き方についての意見を発信していきたい

という具体的なレベルのものだが、

憧れ(状態)というのは、

・起業してかっこ良く過ごしている自分

・ノマド(フリーランス)として、自由に仕事をしている自分

・楽して大金を儲けて、世界中を旅している自分

・社会貢献をして、世の中で認められている自分

・ノーベル賞を受賞して尊敬されている自分

もちろん、そういうビジョンとでもいうべきものを持つのは良い。ビジョンをもつのだ大事だ。

ただ、それはやりたいこととは違うはず。何かやりたいことを通して、実績を積み、その結果として、そういう状態になるというものだ。

しかし、彼らは、その憧れ(状態)を、やりたいこととだと勘違いしてしまう。

その結果、こういう発言を大真面目でするようになる。

「将来の夢は起業することです。

「私のやりたいことは、自由な働き方を実現し、複数の仕事をおこなうノマドになることです」

両方ともに、意識が高すぎる(笑)学生そのものだ。

つまり、こういう特徴が顕著にあらわれるようになる。

,笋蠅燭い海箸任呂覆、憧れ(状態)にフォーカスしてしまっている(内容と憧れの混同)

△修靴董△修瞭瓦譟幣態)を実現する具体的方法については、何も考えていない(実現手段の欠如)

その憧れを実現するには、「職業人としての経験が必要だから、一つ一つがんばらないとだめだよ」、という大人に対して「すぐに憧れを実現する方法を教えろ」と迫り話しが咬み合わない。(ショートカット思考)

これは、研究者が、自分のとりくむ研究分野は「ノーベル物理学賞をとることです」といっているような状態だ。こんな意識の高い研究者がいたら、誰も相手にしないだろう。

やりたいことというのは、自分を押さえつけても、どうしてもやりたいと思うようなことだ。

たとえば、この文章。意識の高い人についての考察なんて、ほんとにどうでもいい話だが、私はどうしても書きたくてしょうがないから、書いている。

そういう、どうしてもやりたくて仕方がない衝動、みたいなもが、やりたいことなのではないだろうか。

そして、そのやりたいことを通じて実績をあげ、最終的に憧れに近づく。

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