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インタビュー企画第5回<後編>カングロ・コーポレーション代表取締役社長 藤井利幸さん

インタビュー企画第5回後編は、引き続き

22世紀へと続く人と組織の革新・変革を支援するイノベーションコンサルティング集団

『カングロ・コーポレーション』の代表である藤井利幸さんに

ご登場頂きました。

コンサルタントとして企業のサポート事業はもちろん、

プレイヤーとしてアフリカでの事業を実現させた藤井さんの、

素晴らしいビジネスセンスを学ぶ事の出来る貴重なインタビューとなりました。

後編では現在のお仕事について詳しく伺いました。



カングロ・コーポレーションの公式サイト

http://www.geocities.jp/kanglocorp/


藤井利幸さんプロフィールはこちら

http://www.geocities.jp/kanglocorp/profile1.html




藤井さん流の経営戦略についてもうすこし詳しく教えて頂けますか?


みなさんもご存知の通り、

リーマンショック以降日本にも多大な経済的ダメージがありました。

そのときなにかインパクトのある経営戦略のケーススタディを

打ち出したいと考えて、 僕が研究対象としたのが 

ラスベガスのザッポスという靴のオンラインショップの会社でした。


なるほど。リーマンショックにも負けない会社の秘密を探られたのですね。


実際にラスベガスに行って会社を見て、その組織のあり方には心酔しました。 

ザッポスは凄くユニークな会社で、社員の幸せが第一という考え方が

一番の経営戦略なんです。

そこに集中すると自然と売り上げも高まると。

自分の生活が楽しくなければ他人の幸せ、

つまり満足を本気で願う事はできないわけですよ。


確かにそうですよね。自分が幸せでなかったら、

良いサービスを提供し続ける事は難しいです。義務感で仕事をしてしまいそうです。

でも義務感では本当に必要とされていることを見失ってしまいそうです。


その通りです。

加えて、特にオンラインショップ経営は、差別化がとても難しいんです。 

人を介さないことがオンラインショップの便利な所な訳ですから・・・。 

しかし、 それに対して顧客満足を本気で願う会社が差別化の為に選んだ選択が、

 ”コールセンターの充実化なのです。 つまり、ベタベタな人間力なんですよ。 

オンラインショップなのに人間力?と感じると思います。 

でもそれが社員の幸せが第一を掲げてきた会社だからこそ

発想できた戦略なんだと思います。


なるほど。本当に必要とされているのはオンラインで購入した靴の

アフターサービスなのだと、 気付いたんですね。


こうしてザッポスはコールセンター

(ザッポス社ではカスタマー・ロイヤルティ・チームという)

の充実にものすごく大きな力を注いだわけです。 

電話をかけたお客様が本当に感激したっていう

WOW』なエピソードが実際に沢山あって。 

「すごい会社」があると、アメリカで一気に噂が広まったんです。


実店舗でなく、オンラインショップが口コミで広がるというのは凄いですね。


ザッポスはたった10年で1000億円企業に成長し、

2009年にamazon1200億円で買収されました。

僕はこのビジネルモデルからは学べることが沢山あると確信しました。

さっきお話ししたことに繋がりますが、

amazonができるだけ人を介さずに商品を届けようとする

システム充実型のオンラインショップであるのに対し、 

ザッポスはベタベタに人を介してサービスを充実させる会社なんですね。 

ただ、顧客満足度を高め続けるという目標は当時から両者とも一緒だったそうです。

ですから元々ライバル会社であったamazonが、 

ザッポスから学ぼうとしたその結果が、

1200億円という大金での買収だったのだと思います。


社員の幸せが第一という考え方は

実際に社内で学ばれた藤井さんにも感じられましたか?


勿論です。 5000人もの社員が月曜日が待ち遠しいというんですよ。 

それだから僕はザッポスという会社のマネージメントや経営のあり方などを 

日本にぜひ紹介したいと感じたんです。 

そしてザッポスがなんで成功したのかコンサルタントの目から検証し、 

日本企業に移植したいと考えました。


具体的にはどのように活動されているんですか?


1つは日本の経営者を実際にザッポスを見せに、 

ラスベガスに連れて行くという研修ツアーをやっています。

年3回くらいですが色んな会社の方に参加して貰っており、大好評です。 

2つ目はセミナー『イノベーションサロンZ』です。 

これは、アメリカの会社で成功した事は

そのままでは日本企業では通用しないといわれるから 

ザッポスのやり方に近い日本の企業を研究しようという試みです。

ZはザッポスのZなんですよ。 

ザッポスのような精神をもった会社が

世界にイノベーションを起こすのだと僕は信じています。


セミナーや研修ツアー以外にはどんな事業をなさっているのですか?


セミナーや研修ツアー以外には、企業の変革能力を高めるための

コンサルティングメニューを持ちそれを提供しています。

加えて、プレーヤーとしてアフリカを舞台にした事業も行っています。 

アフリカに興味を持ったきっかけをよく聞かれますが・・・ 

まず僕の場合は小さい頃から祖父の影響で、 

人の役に立ちたいと言う気持ちが強く在りました。

そして小学校3年生の頃、飢餓に苦しむ子供の広告を初めて見た時の衝撃が、

今に影響していると思います。 本当に今でも忘れられません。

それはナイジェリアで250万人もの人たちが餓死したという大変な事件(ビアフラ戦争)

を扱った広告だったんですが、 当時そのことは世界中のだれも知らなかったんです。

隠された残酷な真実に対して、

子供心に「おかしい、なんなんだこれは」と思いました。 

そして大人になってアフリカに事業を通じて関わりたいと思いました。 

早稲田の大学院を出たナイジェリア人と出会ったこともきっかけになり、

昨年カングロのアフリカ現地法人を創ることができました。

彼は非常に優秀なエンジニアで、

地元に帰って大統領になりたいと思っているような ガッツもある人物でした。 

こんな風に良い出会いにも助けられて、今の僕があるのだと思います。


アフリカでの事業内容を教えて下さい。


日本の技術でアフリカの水問題、エネルギー問題、

食糧問題、環境問題を解決するというのが主な事業内容になっています。 

収益化はこれからですが、他の事業から資金を注入してで成長させている所です。

模索しながら運営するなかで、

機械モノを輸出するのは大変だということが分かってきました。 

そこで今はナイジェリアで養蚕事業を進めています。

ナイジェリアはキャッサバ(タピオカともいう)が世界最大の生産地で、

その葉を食べる蚕がいるんです。 

その蚕を育てて繭や蛹などを有効利用する事業を、

既にナイジェリアの2つの州からオファーを頂いて、

現地の雇用創出と産業化プロジェクトとして実施しているところです。 

この事業にたどり着いて、

やっとプレイヤーになれる仕事ができたという実感があります。


多岐に渡る事業内容に驚くとともに、こうしてお話を御伺いすると、 

子供の頃から今に至るまで、すべてがきちんと繋がっていること、

その実現力に感動してしまいました。


小さい頃に世界の真実に対する衝撃を持った事、 

優しい心を持った尊敬する祖父からの教え。 

それらが今の自分を形作ったのかもしれません。

企業研究から多くを学び、

他社の成長を助けるという今までの僕の仕事があったからこそ 

今こうして他国への助けが事業として出来るようになったのだと思いますし、

海外での企業研究にしても、

リクルート社で飛び込み営業をしていた経験を海外でも発揮できたから

成功した事ですし、こうして振り返ると一つ一つの経験が

未来の自分に繋がっていることを感じます。 

これからも真実ときちんと向き合いながら、

学ぶ事を止めずに、人の役に立つ事業をやっていきたいと思います。


藤井さんありがとうございました!


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